筆者が獣医師に成り立てのころ、どうぶつの皮膚病にストレスも関わっていることを初めて知りました。
当時は、画期的な発見だったと思います。
飼い主さまにもどうぶつにもストレスがあるということを伝えると、みなさんよく感心されたものです。
あれから15年・・・
いまでは、飼い主さまから「原因はストレスですか?」と聞かれるようになりました。
それだけ、どうぶつに対する見方が変わってきたのでしょう。
ただ筆者が言いたいのは、そんなストレスのかかるような飼い方をみなさんされているんですか?ということです。
少なくとも当院へ通院されている飼い主さまは、本当によくどうぶつのことかわいがっていらっしゃいます。それがストレスとなるのであれば、どう接すればいいか分からなくなってしまいます。
たしかに、どうぶつ達も疲れはあるかもしれません。飼い主さまに、心配をかけないように頑張っているかもしれません。
一方ストレスが原因ではないのに、飼い主さまがストレスと判断してしまって、せっかく治すことが可能な病気を見逃している可能性もあります。
いつもとなにか違うと思ったらストレスと考えず、まずはどうぶつ病院を受診してください。
原因がストレスなのかどうか、それは獣医さんの仕事です。
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