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執筆者の写真まつばらペットクリニック

ピットフォール

昨日は診療の難しさについて書かせていただきました。


今日は感染症の難しさについて自分の意見をつらづら述べたいと思います。


感染症、治療は難しくありません。細菌感染なら抗生剤、寄生虫疾患なら駆虫薬、ウイルス性疾患なら抗ウイルス薬。


ではなにが難しいのか?


理由の1つに情報の過多があるようです。


僕たちが受講するセミナーも、皮膚病なら食餌アレルギー、アトピーなどとちょっとやそっとでは治らない病気がメインです。消化器系疾患も腫瘍とか自己免疫疾患がメインです。

そのほうが話題も豊富だからです。


一方感染症の治療は先程お話ししたとおり。内服飲ませたら終わりです。

感染症のセミナーでは正直話しがもちません。


ところが、そこに落とし穴があります。


当院で経験したのは、好酸球性皮膚炎と思いきやノミアレルギー性皮膚炎だった。喘息と思ったら、ネコのフィラリア症だった。腎機能低下と思ったらレプトスピラだったなどなど。


意外と感染症隠れています。


その為、皮膚疾患のおいてはノミマダニ予防のお願い、消化器疾患においては内部寄生虫駆除、レプトスピラに関しては10種混合ワクチンなどを当院では推奨しております。


来月からいよいよ3月。ノミマダニの活動が活発になる季節になってきます。またわんちゃんはお散歩に行く時間が長くなる季節です。


感染症は唯一ワクチンや内服薬で予防出来る病気です。


当院では予防に関して随時受け付けております。


ご不明な点があれば遠慮無くお問い合わせください。



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