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症状と検査と診断。

執筆者の写真: まつばらペットクリニックまつばらペットクリニック

明日は天皇陛下即位の礼があります。


祝日となりますので、当院も土日祝日の時間帯で診療いたします。


さて、ここからは真面目なお話しを・・・。


どうぶつの場合、彼らが話すことが出来ない以上検査を行うことがあるのですが、ココで迷うのが症状と検査があっていない場合があるということです。


よくあるのは甲状腺の値です。


甲状腺の値は、いろいろな影響で偽甲状腺機能低下症という結果となることがあります。


そのため甲状腺機能低下症の症状ではないのに、検査結果は甲状腺機能低下症となってしまうことがあります。


こういった場合本当に甲状腺機能低下症と診断していいものかどうか迷いますが、当院では臨床症状を優先します。


つまり甲状腺機能低下症という検査結果がでても、症状が一致していなければ様子を見ましょうということになります。


この判断が正しいかどうかは賛否両論ですが、検査だけ追っていくやり方はかえってどうぶつ達に負担をかけていくのではないかと思います。


病気を診るのではなくその子を診ていく。これが当院のモットーです。



 
 
 

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