top of page
  • 執筆者の写真: まつばらペットクリニック
    まつばらペットクリニック
  • 9月1日
  • 読了時間: 1分

感染症に関してもうしばらくお付き合いください。


繰り返しになりますが、感染症?抗生剤、抗ウイルス剤使えばそれでいいのでは?と思いがちですよね。筆者も同意見です。


ただその感染症の診断にたどり着くまでが大変なのです。


ちなみに、皮膚疾患の感染症治療は本当に楽になりました。


なぜならば、ノミマダニ予防にいいお薬ができたから。


いまいろいろなメーカーから駆除薬がでています。


それらはほぼ同じ種類の○○ラネルといったものだと思われます。


アフォキソラネル、フルララネル、ロチラネルなどがあります。


舌噛みそうになります(笑)。


これらの薬は、ノミマダニ駆除がメインですが、

その他にもニキビダニとか疥癬とかの駆除にも有効と言われています。


おかげで、これらの感染症はここ数年みたことがありません。


いま、近所のドラッグストアでノミマダニ滴下タイプを買われているみなさん、

全否定するつもりはありませんが、効果ないですよ。


これをきっかけに動物病院を受診していただき、ノミマダニ予防を行いましょう。


 
 
 
  • 執筆者の写真: まつばらペットクリニック
    まつばらペットクリニック
  • 8月31日
  • 読了時間: 2分

先日からの診断の仕方の続きです。


先日、診断する上で診断、炎症、自己免疫疾患・・・といったように分類分けすると書きました。


そのなかでじつは難しいのが感染症。


以前のブログでも度々書いていますが、なぜ難しいのか・・・・。


1つの理由に日本がとても衛生的な国であるということがあると思います。


そんな国でまさか感染症って思ってしまいます。


現に狂犬病も全く日本ではみることがありません。


それでも、考慮しないといけない疾患が感染症です。


個人的には、ブリーダー、ペットショップから購入したワンコやネコさんが下痢で来院した際には、まず内部寄生虫疾患を疑いますし、痒がっていると聞くと外部寄生虫疾患を考えます。


その他にも食欲低下、発熱が仔ネコさんで見られたらウイルス感染症を疑います。


ブリーダー、ペットショップが悪いということではありません。こういうところは、仔犬仔ネコがたくさんいるところなので、感染症が起こりやすいのです。


新しい仔を迎えたら、まずは1週間自宅で様子を見ましょう。


その間、咳しないか、痒がらないか、下痢嘔吐しないかを観察してあげてください。


とくに彼ら彼女らが夜寝ているにも関わらず、起きて咳をする、皮膚を痒がる、嘔吐下痢をするようでしたら、ぜひお近くの病院への受診をお勧めします。

 
 
 
  • 執筆者の写真: まつばらペットクリニック
    まつばらペットクリニック
  • 8月30日
  • 読了時間: 1分

8月も気づけば明日で終わり。明後日からは9月です。


今年もあと4ヶ月となりました。


話は変わって・・・・


今日は診断のアプローチについてブログにアップします。


動物は話すことが出来ません。


ではどうやって病気を見つけていくか。


もちろん飼い主さんからの情報収集は大事です。


その情報をどう活用していくか。


当院では、飼い主さんからの情報を元に、症状を感染症、炎症、自己免疫疾患、腫瘍、内分泌疾患、気持ちのどれにあたるか分類していきます。


飼い主さんからの話を聞いて、古畑任三郎ばりに、彼らは○○という病気に罹患しています、とは言いません(笑)。


あとは年齢、性別によって診断が変わってきます。


全部今日お話ししてしまうと分かりづらくなるので、今日はここまでにしておきます。


続きは後日・・・。

 
 
 
bottom of page