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  • 執筆者の写真: まつばらペットクリニック
    まつばらペットクリニック
  • 9月12日
  • 読了時間: 2分

以前、診断するには感染症、炎症、腫瘍・・・といったように分類していくというお話をしました。


とはいうものの、新人の頃は診察にドキドキしたものです。


たとえば、診察すると前回来院したときより体重が減っている、これは病気か病気じゃないか?その辺の判断が難しいのです。


軽い症状だと思ったら重い病気が隠れていたこともありますし、重い病気と思ったそうでもなかったというのもあります。


こういった経験を重ねていき、

筆者は、まずワンコや、ねこさん、そして飼い主さん、どこまでお困りになっているか?

それを考えながら診察をするようになりました。


嘔吐が続く。下痢が続く。検査を希望されている方もいらっしゃれば、とりあえずお薬でという方もいらっしゃる。言葉で伝えることが得意な方もいれば苦手な方もいらっしゃる。


そういったもろもろなことを考慮しながら、診察しています。


とはいうものの、筆者も人間なので飼い主さんとのすれ違いはどうしても起こります。またワンコやネコさんが目の前で弱っているのを見ると、ついついどうぶつ達のことを一番に考えたりもします。


そのあたりはご了承いただきたいと思います。


当院をかかりつけと思っていらっしゃる方が、ワンコやネコさんと楽しく暮らしてほしいというのが当院の願いです。


 
 
 
  • 執筆者の写真: まつばらペットクリニック
    まつばらペットクリニック
  • 9月9日
  • 読了時間: 1分

おはようございます。


一昨日、19番目のカルテ最終回でした。


最後に赤池先生が臓器を診るのではなくヒトを診るんだと講演しているシーンを見て、自分たちの仕事にも当てはまるなと思いました。


そしてこれは大事なことだけど、正直おろそかにしやすいとも思いました。


筆者側からすると、炎症にしろ腫瘍にしろよく遭遇する病気。


ただ飼い主さんからすれば初めて経験するもの。


そんな初めてのことに対して、

こちらから病気について説明しても頭の中に入ってこないでしょう。


そのため、我々獣医師は飼い主さんの今の現状、たとえば通院が可能かどうかとか、深く説明した方が良いのか、それともとりあえず一般的なことを説明すれば良いのかとか、もろもろ考慮した上で説明するようにしています。


また治療には費用もかかります。


そのため、ワンコやネコさんの治療に対する費用の負担も考慮します。


その他、入院ができるかどうか、もしかしたら飼い主さんと一緒に過ごしながら治療した方が良いのではないかとか考えながら飼い主さんと向き合います。


獣医さんが、ワンコやネコさん、飼い主さんに向けてどの様な気持ちでいるか、このブログを通して知って頂くと幸いです。



 
 
 
  • 執筆者の写真: まつばらペットクリニック
    まつばらペットクリニック
  • 9月7日
  • 読了時間: 1分

政界の方ではやっぱりか、とか遅かったなというようなことが起きています。


我々もけっして政治に無関心ではいけないなと感じる今日この頃です。


ところで、昨日は痛み止めに関してブログにアップしました。


今日はかゆみ止めについて自分の意見をお伝えしていきたいと思います。


以前はかゆみ止めといえば、ステロイド、抗ヒスタミン剤などがありました。


ステロイドは使い方が難しく、用量用法を守らないといけません。


また抗ヒスタミン剤も正直効いているのか、効いていないのかイマイチぱっとしません。


そんな中発売されたのが分子標的治療。


商品名、アポキル、ゼンレリアとかがそれにあたります。


当院でも処方しており、効果は確認済みです。


ただ気を付けないといけないのが、なぜ痒いかということです。


たとえば、感染症に罹患して痒いのに、分子標的薬だけ使うのはどうかと思います。


ワンコの痒みで困っている飼い主さん、ぜひ主治医の先生と相談してみましょう。

 
 
 
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