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執筆者の写真: まつばらペットクリニックまつばらペットクリニック

Instagramとかツイッターでは写真を中心に載せて誰でも見やすいように情報を発信していますので、ブログでは少し真面目な話しを書いていこうと思います。


お題は治療に難しいと感じたことです。


というと難病に対してどう取り組んでいくかということになりますが、じつは難病に関しては情報がたくさんあるので、治療にはそこまで苦労しません。


では、なにに対して治療が難しいかというと、飼い主さまが心配されている咳、くしゃみといった呼吸器疾患、お腹壊した、吐いたといった胃腸器疾患、痒がっているという皮膚疾患などです。


これらの症状に対して難しい?どこが?と思われるのではないでしょうか?


おそらく、多くの飼い主さまはよくみられる症状でしょ?とおっしゃいます。


そのよくみられる症状だからこそ難しいのです。


どうぶつ達も、たまたま咳をすることがあれば、くしゃみをすることもあります。そういった症状に対してどこまで獣医師が治療のお手伝いをしてあげた方が良いのか。


それこそ一回の咳だけで薬剤を使うのは大袈裟のような気もしますし、だからといって心配で来られている飼い主さまからすれば、なにかしら薬剤を処方した方が安心するかもしれません。一方薬剤は処方せず、病気の説明をすると安心する飼い主さまもいらっしゃいます。場合によっては、症状は軽いのにじつは大きな病気が隠れていたということもあります。


本当に難しいと感じる瞬間です。


次回は診断の進め方をお伝えしたいと思います。



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執筆者の写真: まつばらペットクリニックまつばらペットクリニック

こんばんわ。


午前中は時折激しい雨が降りましたが、午後からは青空が見え出しました。


最近皮膚腫瘤切除の手術が多かったので、このブログでも皮膚腫瘤に関しての情報を共有したいと思います。


皮膚腫瘤は良性70%、悪性30%と言われており、細胞診で診断できることもありますが、多くは手術により摘出して検査センターに送らないと診断できないことが多いです。


手術の画像を載せますので苦手な方は閲覧にお気を付けください。




この様に腫瘤の部分の毛を刈ります。

ばい菌感染を防ぐためです。




当院は半導体レーザーがあるので、なるべく出血を少なくして摘出することが可能です。


この子から摘出した腫瘤は毛芽腫という良性の腫瘍でした。


あとは縫合して1週間毎に術創を確認していくだけとなります。


手術に関しては麻酔処置になりますので、気軽にできる手術ではありませんが、

当院では麻酔に関して十分に注意を払って行っております。


わんちゃんやネコさんの皮膚腫瘤でお困りの飼い主さまは、今一度検討していただいてもよろしいのではないでしょうか?

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執筆者の写真: まつばらペットクリニックまつばらペットクリニック

おはようございます。


現在Instagramにおいて、にこの写真を随時アップしています。


このブログでは動物病院の内緒の話、病気の話し、Instagramでは伝えられないことをアップしていくつもりです。


まずは自己紹介から・・・


当院が長丘で開院して15年が経ちました。


あっという間の15年でした。


筆者は東京都江東区の動物病院で4年近く代診をしており、そのあと福岡にもどり夜間救急動物病院で2年間お世話になりました。


出身地は熊本なので福岡に戻りという表現はおかしいかもしれません。


ただ、父の実家が熊本県荒尾で大牟田まで徒歩10分だったこともあり、お盆や正月には父に連れられて福岡へ遊びに来ていたこともあります。


そういう経過から熊本出身ではありますが、縁あって福岡市南区長丘で開院という運びになりました。


東京都江東区は下町で人情あふれる町で、他人どうしでもすぐに仲良くなれるそういう雰囲気の町です。そのため動物病院に来られる飼い主さんもそういう方たちばかりでした。

こういうざっくばらんな雰囲気が好きで、当院でも気軽に来院できる病院を目指しておりま

す。


ペットと一緒に生活する中、生活様式も様々でいろいろお困りのことがあると思います。

その際は遠慮なく当院へご連絡ください。

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